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ネットから学ぶ野村工務店の基本

家は、東海地方の名古屋近辺にある家として計算しました。 いちばん上段里″″は換気によって失われる熱、2番目の蛾譲は閉じてある窓やドアから逃げる熱、いちばん下段の購謬は断熱材を入れた天井・壁・床を通過して逃げる熱です。
これは、1992年の「新省エネルギー基準」によって断熱した家ですが、断熱材は当時(地方によっては現在でも)当たり前に使われていた密度V蛇/uのグラスウールとしました。 この断熱材は、施工の仕方によってはつぶれたり、すき間があいたりして、公称ほどには性能が出ないことが普通なので、帥%しか断熱性能が発揮されていないとして計算してあります。

Bは、1999年に告示の「次世代省エネルギー基準」の仕様を適用した住宅。 Cは、Bの家の窓を基準より1ランク上のアルミ樹脂複合サッシにかえ、さらに縁の下を埋めてしまって風を通さない土間床という構造にした住宅。
Dは、さらにランクを上げて、LOwlE(ロー・イしガラス入り樹脂サッシを使ったと仮定しています。 計算結果のグラフを見ると、暖冷房の熱が、断熱材を入れたはずの天井・壁・床を通過して失われたり、閉じてある窓やドアから逃げたりする割合がとても大きいこと、窓やドアを断熱性の高いものにかえることで大幅に改善されることがわかります。
このように「天井・壁・床から逃げる分」と「窓やドアから逃げる分」と「換気やすき間から逃げる分」と「窓やドアから逃げる分」と「換気乱によって逃げる分」の割合を理解したうえで、それぞれの熱の損失をできるだけおさえなければなりません。 日本の住宅がこれから「全室別時間暖一房」の「本物の暖房をする快適な家」に移行することを前提に、1999年、それにふさわしい断熱基準として「次世代省エネルギー基準」が告示されました。
基準と聞くと、なんとなくぎりぎりでパスしようと考えたくなるものですが、これは「建築主の判断基準」と題がつけられているように、家を所有する建て主が自らを守るための判断基準の下限が示されている、と考えるべきものです。 この「次世代省エネルギー基準」をひとつの目安として、このあとの話を進めます。
この基準では、寒さによって全国を市町村単位までこまかく区分していて、それぞれの地域ごとに断熱仕様が規定されています。 知っている町や故郷がどんなところなのか眺めると面白いですが、この区分表は大きすぎてここには記載できません。
インターネットの「家づくりお役立ち情報集」に掲載されています。 ちなみに、北海道はほとんどI地域、岩手県、秋田県、長野県の軽井沢町、山梨県の富士吉田市などはU地域、仙台市、山形市、長野市などはV地域、首都圏、東海地方、京阪神、瀬戸内海あたりはほとんどW地域、宮崎市、鹿児島市、静岡県の熱海市などがV地域、沖縄県はY地域などとなっています。
この「次世代省エネルギー基準」に適合する断熱住宅にする方法として、いちばん単純でわかりやすく、いちばん断熱効果の高いのが、前記のような3つの熱の逃げ道である天井・壁・床の断熱材、窓やドア、換気やすき間からの空気漏れを、それぞれ仕様規定以上にするという方法です。 まず、断熱材についてです。
基準値はRで表示されていますが、このRがとても便利なものなので、あとで説明しますが、ここでは表を見ることにしましょう。 この表は、大工さんが一般的に柱を立てて建てる普通の木造の住宅と、日本でツーバイフォーと呼ばれている枠組み壁工法住宅の、2種類の木造住宅に関する部分だけ抜粋してあります。
このほか、コンクリート造りや鉄骨造り住宅、2階が空中に張り出している場合などについての規定もあります。 「省エネルギー基準」の全体が掲載されています。

断熱性能はどうして判断する断熱の話になると、「○○パネルエ法」「××外断熱工法」など、とにかくいろいろなものがあり、メーカーや供給業者がそれぞれ自社製品のいい点を並べたてます。 中には、他社の製品をいわれなく誹誇するものまであります。
「グラスウールは結露で家を腐らせる」「セルロースは家中がほこりになる」「△△は猛毒が出る」などなどさえあり、その中で建て主は勉強すればするほど混乱におちいってしまいます。 以下のように考えましょう。
精いっぱい断熱しても、熱は断熱材を通過して必ず逃げていきます。 ただし、断熱材の種類と厚さによって逃げる程度が違います。
断熱材は住み心地に多大の影響をおよぼし、しかも家全体のコストに対する比率が小さいので、できるだけいいのあいだの空間に断熱材を詰め込む、世界中の木造住宅でもっとも一般的な方法です。 外張り断熱とは、柱のあいだは空っぽのまま柱の外側から合成樹脂の断熱板を張る方法で、「外断熱」と称して宣伝されているものです。
壁の必要なRは2.2以上、2階の天井にはR4以上、もし屋根で断熱するならR4.6以上と読み取れます。 さてRとは何でしょうか。
住宅に使われる断熱材はいろいろありますが、これらの断熱性能を比較する脈をもたない建て主が、同じように比較で知識をもたない建築屋さんの推奨におまかせにしていることが多いようです。 しかしその選択が、末永くその家のエネルギー消費や、それよりも住み心地に多大な影響をおよぼすのですから、このままでよいのだろうかと心配になります。
そうなってしまった原因のひとつは、建て主にも多くの建築屋さんにも、断熱材の性能を数値で比較する習慣がないからです。 しかしRという数値を使うと、とても簡単で、きわめて有用ですからやってみましょう。

そうすれば自分の理解と判断と責任のもとに家づくりを考えられます。 それでこそ、本当に自分の家といえるものができるでしょう。
Rは熱が逃げるのを防ぐ度合い。 アメリカ(北米)でDIY店に行くと、これらのいろいろな種類の断熱材が店頭に並んでいます。
見ると、どれにも大きな字でR2.5とかR4.5などと書いてあり、「Rは熱の逃げを防ぐ度合いで、Rが大きいほど熱が逃げにくい」と注記がしてあります。 さらに、「当地域では壁にはR3.5以上、天井にはR7以上の断熱が断熱基準で求められている」と書かれたチラシが置いてあったりします(実際は、北米のR値は英米単位を使うので日本と数値が違います)。
そこで、家を建てている現場で大工さんに「この家はどんな断熱をするのですか」と聞くと、たちどころに「天井はR7だよ、壁はR3.5」と答えが返ってきます。 日本では「○○で断熱している」とか、「○○工法です」と、商品名の返事だったり、グラスウールー00mとかいう返事で、性能を数値で答えてくれる人にはまずお目にかかれません。
日本でも「次世代省エネルギー基準」は、Rで表示されています。 Rさえわかれば誰でも、自分の家に使われている断熱の程度がわかるのですが、なぜかこのRという数値が一般的に使われていません。
「皆さんには難しいことはわからないでしょう」という専門家の配慮らしいのです。 しかし建て主にとって、断熱の程度を簡単にわかるための非常に役立つ数値ですから、ぜひとも知っておくべきです。
次の表にいろいろな断熱材や建材のRをまとめました。 たとえば厚さ100mの高性能グラスウールはR2.63、厚さが200mになれば100mの約2倍でR5です。

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